2017年3月12日日曜日

2月24日放送【さまぁ~ずの神ギ問】

2月24日放送【さまぁ~ずの神ギ問】


ゲスト:
橋本マナミ
いとうあさこ
堀潤


送信してしまったメールを相手が読む前に取り戻すことってできないの?あいのりのラブワゴンっていまどうなってるの?グ問。


USJの従業員に「1個だけ遊ぶなら?」と聞いたらなにを選ぶの?

グ問。


フリーの医者ってギャラはどれぐらいなの?

グ問。


浮気がばれたとき人はどんな嘘をつくの?

グ問。


正当防衛ってどこまでが許容範囲なの?

神ギ問決定!


アトム法律事務所・代表岡野弁護士に尋ねる。

実際の事件を例に教えてもらう。


CASE1~駅のホームで絡まれた~

1986年1月14日午後11時ごろ、女性が酔っ払いの男に絡まれた。

女性は無視したが絡まれ、周りの人は助けてくれなかった。

男は手のひらで頭を小突かれ突き飛ばされた。

女性は、男に胸ぐらをつかまれ突き飛ばすと男はホームに落ちた。

男は事故によって帰らぬ人となった。

正当防衛が認められた。

3つの要件が必要となる。

①相手の法律に違反する行為が目の前に差し迫っている状況かどうか(急追不正の侵害)

この場合、胸ぐらをつかむ行為が暴行罪にあたる。

②相手を痛めつける目的ではなく自分や相手の権利を守るための行為だったか

③やむを得ずにした行為であったかどうか

この場合、防衛として押し返した行為は社会的に見てやむを得なかった

防衛の行為が必要かつ相当なものであれば処罰がないため、相手が死亡しても罪に問われない。



CASE2~隣人トラブル~

1996年、アパートに住む2階の男性同士仲が悪かった。

アパートの共同トイレで用を足していると、別室の男に鉄パイプで頭を殴られた。

鉄パイプを取り合いになり助けを求めるも誰も来ない。

殴られた男性が取り上げ襲ってくるので殴るも、取り返され殴られる。

男性は階段から逃げようとしたが男が転落防止の階段から上半身が落ちかけていた。

男性はその男を階段から落とし、全治3か月の怪我をおわせた。

この場合は、正当防衛が認められない。

理由は、①鉄パイプを持って追っかけてきたことは違法な状態が差し迫ってきたため、反撃した本人としては防衛のためだったと認められた。

しかし、②階段から逃げられるのがベストにもかかわらず階段から落とした行為は反撃に該当するため認められない。


正当防衛が成立するのはケースバイケース。


~身の回りに起きるケース~

激しく口論している女性2人を仲裁しているが、片方の女性に押され思わず殴り返してしまう。

これは正当防衛と認められない。

ポイントは、防衛か反撃か。


浮気がばれ、妻が激怒し包丁を持って攻撃してきた。

身の危険を感じゴルフクラブで妻を殴り重傷をおわせた。

これは、正当防衛が認められる。

ポイントは、比較してゴルフクラブは防衛行為として相当。

妻が女子プロレスラーで素手で攻撃した場合は、両方ありうる。

体格や力が劣ってものを使ったとしても、防衛行為としてやりすぎではないと判断された場合は認められる。


歩行者天国でナイフを持った男が騒いでいる。

このままでは誰かが怪我をおうとおもい、背後から近づき持っていた傘で刺し殺してしまう。

これは、状況による。

ポイントは、ナイフを持っているだけでは違法な行為が差し迫っているとは言えないため。

しかし、被害に遭いそうなど差し迫った場合は別。

警察に通報やその場から避難することが大切。


検察側としても十分な証拠を持っているケースが多く、刑事裁判で正当防衛を主張し立証することは困難。


スタジオにアトム法律事務所・代表岡野弁護士が登場。

堀がいじめられた経験があり、先に何かしたら罪に問われるか尋ねると、岡野弁護士は正当防衛が認められないとコメント。

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